
うちの子、まったく勉強しないんです…
テスト前なのに焦りゼロ。見てるこっちがイライラします

その相談は・・・kimiさんにもってこいですね!何を隠そう自慢じゃないですがkimiさんの中学時代は全く勉強をしてこなかったのでwそのメカニズムは回答できそうな気がしてきました!
中学生になってから、突然やる気を失ったように見える我が子。
「勉強しなさい!」と言っても響かず、声をかけるたびに反発される。
無理にやらせると親子関係がギクシャクし、結局“ほっとく”しかないのか?と悩む親御さんは少なくありません。
でも実は、勉強しない背景には「怠け」だけではない理由があるかもしれません。
たとえば――
- 「やり方が分からない」
- 「失敗したくないから最初から避けている」
- 「自分は勉強ができないと思い込んでいる」
そんな心理が、静かに子どもを追い詰めていることもあるのです。
私自身、中学生時代は“立派に”勉強をしない子でした。
やらなかったというより「できなかった」「やり方がわからなかった」というのが本音です。
姉が一生懸命教えてくれても、恥ずかしさや自信のなさが邪魔をして、素直に聞けなかった。
今なら当時の自分に「聞くは一瞬の恥、聞かぬは一生の恥」と声をかけたいくらいです。
この記事では、そんな「勉強しない中学生」にどう向き合えばよいのか、
“ほっとく”という選択は本当に正しいのか、
実体験を交えながら、一緒に考えてみたいと思います。
・勉強しない中学生が抱えている“本当の理由”
・「ほっとく」とどうなる?放任のメリット・デメリット
・kimiさんの体験から見える、勉強嫌いの背景
・親としてできる“声のかけ方”と“寄り添い方”
・やる気が戻るきっかけとは?
・「勉強しない=将来終わり」ではないという視点
「勉強しない」「やる気がない」中学生に親はどう向き合う?

「中学生 勉強しない ほっとく」で検索する親の多くは、次のような悩みを抱えています。
- 「テストが近いのに、まったく机に向かわない」
- 「ゲームやスマホばかりで、全く焦る気配がない」
- 「口出しすると怒るので、もう何も言えない」
- 「放っておいても本当に大丈夫なのか不安」
小学生のうちは親が手を貸しやすかった勉強も、中学生になると科目も増え、難易度も上がり、親が教えることにも限界が出てきます。
さらに思春期の入り口でもあるこの時期、親からのアドバイスが“うるさい説教”に変換されてしまうこともよくある話です。
では、そんな時に「もう、ほっとくしかない」と手を引くのは正しいのでしょうか?
それとも、何かできる関わり方があるのでしょうか?
「勉強しない=怠けている」
と思われがちですが、実際には、
- 自分に自信がない
- 勉強のやり方が分からない
- 親や周囲と比較されて落ち込んでいる
など、見えない理由がある場合も多いのです。
ここからは、実際に「勉強しない子どもだった」kimiさんの体験談を通して、その背景を見ていきましょう。
私自身、中学生の頃は“立派に”勉強しない子でした

今でこそ、子どもたちの学びや成長に向き合う立場にいる私ですが、
中学生の頃の私は、本当に勉強ができませんでした。
正確に言うと、「しなかった」のではなく「できなかった」んです。
- やり方が分からない
- 何から手をつければいいのか分からない
- 「わからない」と言うことが恥ずかしい
- 自分には勉強は向いていないと思い込んでいた
今なら、「それ、全部思い込みだったよ!」と伝えたいのですが、当時の私はまさにその思い込みの中に閉じこもっていました。
ありがたいことに、姉が一生懸命教えてくれたり、周囲もサポートしようとしてくれていたのですが、
私自身が自信を持てずにいたため、どこか心が閉ざされていたのだと思います。
自分でも「やらなきゃ」と思う反面、
問題集を開くと分からないところだらけで嫌になって閉じる。
「ほら、またやってないじゃん」と言われるたびに、ますます自信がなくなる――
そんな悪循環の中にいました。
結局、あの頃の私は「自分はダメだ」と思い込んでいて、
周囲が呆れていく中で、「どうせ私なんて」と諦めに似た気持ちを抱えていたのです。
でも今振り返って思うのは、
本当はただ、誰かに「分からなくていいんだよ」「一緒にやろうか」と言ってほしかった。
あの時、「聞くは一瞬の恥、聞かぬは一生の恥」という言葉を知っていたら、
勇気を出して聞くこともできたのかもしれません。
「勉強しない中学生」を、どう見守ればいいのか?

親としては、「なんでやらないの!?」と怒りたくなる気持ち、よくわかります。
でも大切なのは、“怒り”で動かすのではなく、“理解”で寄り添うこと。
そのうえで、次の3つの視点を持つと、関わり方が大きく変わってきます。
①「できない」と「やらない」は違う

子どもが勉強しないとき、私たちはつい「やる気がない」「怠けている」と決めつけがちです。
でも、kimiさんの体験にもあるように、**“できないからやらない”**というケースはとても多いのです。
「どこから手をつけたらいいか分からない?」
「もしかして、教科書の言葉が難しく感じてる?」
そんな風に、本人も気づいていない“つまずきポイント”を一緒に探してあげることが大切です。
②「ほっとく」は“戦略的”に

「何も言わないでおこう」と決めたとしても、
完全に放置すると「自分は見捨てられた」と感じてしまうこともあります。
大事なのは、“放任”ではなく“見守り”。
- 時間や環境を整えてあげる
- やっているときは口を出さず、終わったあとに声をかける
- 定期的に、責めずに「最近どう?」と確認する
この“戦略的ほっとき”は、子どもに「信じてもらえている」という感覚を与え、少しずつ自分から動き出すきっかけになります。
③「できた体験」を一緒に積み重ねる

勉強に限らず、小さな「できた!」を一緒に感じることが、
子どもにとって何よりのモチベーションになります。
- 「今日は5分だけやってみようか」
- 「1問でも解けたらすごい!」
- 「お母さんも隣で家計簿やるから、一緒に静かに時間使おうか」
そうやって、成功体験を“共有する時間”に変えていくことで、
子ども自身が「勉強って、意外とやればできるかも」と思えるようになります。
勉強のやる気は、外から強く引っ張るほど、逆に内側からしぼんでしまいます。
でも、自分で「やってみようかな」と思えた瞬間から、流れは必ず変わります。
④「ほっとく」とどうなる?放任のメリット・デメリット
完全に放任してしまうと、子どもが
- 「見捨てられた」と感じる
- 「誰も気にしてくれていない」と孤独感を深める
というリスクがあります。
一方で、“あえて手を出さずに距離を取る”ことによって、
- 子ども自身が「そろそろヤバいかも」と自覚できる
- 自分のペースでやる気を取り戻す余地が生まれる
といった効果もあるのです。
つまり、「ほっとく」=「無関心」ではなく、
“見守る”という温かい放任が大切。
「やってないけど、見ていてくれる人がいる」と感じることが、
子どもにとって“やる気の芽”になることがあります。
⑤やる気が戻るきっかけとは?

やる気が戻る瞬間は、
- 「わかった!」という理解の喜び
- 小さな成功体験
- 誰かに認められた瞬間
など、ほんの些細なことがきっかけになります。
特に、否定せず、肯定的に関わってくれる大人の存在は、子どもの内側に眠る“やりたい気持ち”を引き出してくれます。
無理に奮い立たせようとせず、
「あなたのペースでいいよ」と言いながら、安心できる場所と関係性を保つことが大切です。
⑥「勉強しない=将来終わり」ではない

「このまま勉強しなかったら、将来どうなるの?」と心配になるのは親の本音。
でも、勉強だけが人生のすべてではありません。
勉強が得意でなくても、
- 得意なことを活かす生き方
- 実践の中で学ぶ力
- 社会に出てから力を伸ばす人
はたくさんいます。
重要なのは、
「自分の可能性を信じられるかどうか」
そして、
「学び直す力を、いつでも発揮できるかどうか」
つまり、「今できていない=一生できない」では決してないのです。
今は、目には見えない“土台”を育てている時期。
その土台は、未来のどこかで必ず子どもを支えてくれる力になります。
まとめ
「勉強しない=ダメ」ではない。今は“心の土台”を育てる時期
勉強しない中学生を見ると、
「このままで将来大丈夫なの?」
「今ちゃんとやらないと後で困るのに…」
と焦ってしまうのは、親として自然な感情です。
でも、忘れないでください。
子ども自身も、心のどこかで「このままじゃいけない」と感じていることが多いのです。
口には出さないけれど、自信がなかったり、恥ずかしかったり、どうしていいかわからなかったり…。
その気持ちを誰かに受け止めてほしい――ただそれだけなのかもしれません。
私自身がそうだったように、
「やらない子」は「できない子」ではなく、
「きっかけ」や「寄り添い方」に出会えていないだけ。
だからこそ、親ができるのは「責める」でも「突き放す」でもなく、
“あきらめないで信じている”という姿勢を見せ続けることです。
遠回りのようで、それが一番の近道だったりするのです。
いつか子どもが自分のペースで「やってみようかな」と動き出したとき、
あなたのそのまなざしが、何よりの支えになっていたことに気づくはずです。
今日もあなたの子育てを、心から応援しています。