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人間関係でついた傷をいやすには?「無理にわすれようとしないこと」のはなし

メンタルのはなし
kimi
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こんにちは!kimiさんです!

精神科訪問看護師として、多くの方々の人間関係の悩みを伺ってきました。特に、裏切りや騙しといった深い傷を受けた方は、その苦しみと向き合うことが非常に困難です。

しかし、「早く忘れよう」とすればするほど、傷は深くなり、前に進むことが難しくなってしまうのです。大切なのは、無理に忘れようとせず、その傷と向き合い、自分にとっての「意味」を見出すことです。

傷と向き合うことの大切さ

人間関係で傷を受けた時、私たちは自然と「なぜこんなことが起きたのか」「自分が悪かったのではないか」と、考え込んでしまいます。しかし、どんなに考えても、過去を変えることはできません。

大切なのは、その出来事を「最悪な出来事」として捉え続けるのか

それとも「つらい経験だったけれど、自分にとって成長の糧となった」と捉え直すのかという「評価」です。

評価を変えることで、私たちは過去の傷を癒し、同じような被害を再び受けることを防ぐことができます。

具体的な方法

では、どのように傷と向き合い、評価を変えていけばよいのでしょうか?

1.信頼できる人に話を聞いてもらう

一人で抱え込まず、信頼できる人に話を聞いてもらうことは、傷の癒しにとって非常に重要です。話すことで、自分の気持ちを整理し、客観的に捉えることができます。私たちの訪問看護で大切にしていることは「傾聴」です。それはなぜかというと、まずは自分のことを他者に話すプロセスを経ていく中で自分で自分を癒すことも多くあるからです。なかなか人に話せず自分の中で処理していくことが通常になっていても、人に話すことで抑えている感情が出てくる方は多くおられます。そこがとっても大事になります。

2.日記を書く

日記を書くことも、有効な方法です。自分の感情を文字にすることで、頭の中を整理し、心の整理をすることができます。日記は年の初めなどに「今年は日記を書くぞー!」と意気込んでも毎日続いた試しがないkimiさんですが、何も新しく始めるというスタートを切ろうと思わずに思いついたときにノートや手帳に1行でも思ったことや感じたことを書いてみるのはいい方法です。読み返すと気づくこともあるのが何かに記す一つメリットになります。

3.専門家の助けを借りる

一人で解決するのが難しいと感じたら、精神科医やカウンセラーなどの専門家に相談しましょう。専門家は、客観的な視点からアドバイスを与えてくれたり、専門的な知識から導かれることも沢山あります。「精神科医」「精神科」「メンタル」といいますと皆さん少し抵抗を感じられます。しかし私は長年言っているのですが、もっとみんなが精神科や心療内科を訪れてもっと自分のメンタルケアを身近にしてくれたらと思っています。美容室にヘアケアをしに行くように、歯医者で歯のケアをしに行くように気軽に自分のメンタルのケアをしてほしいと思っています^^

まとめ

人間関係の傷は、簡単には癒えません。しかし、無理に忘れようとせず、その傷と向き合い、自分にとっての「意味」を見出すことで、私たちは前に進むことができます。

もし、今、人間関係の傷で苦しんでいるなら、一人で抱え込まず、周囲の人に助けを求めましょう。そして、自分自身を大切にし、ゆっくりと傷を癒していくことが大切です。

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